
乾漆の図解
- 石膏の原型
- 離型剤 (2回)
- 砥の粉錆 (2~3回)
- 地の粉錆 (2~3回)
- 目が細かい麻布 (1枚)
- 目が粗い麻布 (2~5枚)
- 目が細かい麻布 (1枚)
- 地の粉錆 (2~3回)
- 砥の粉錆 (2~3回)
- 塗り (5回以上)
これまでの工程(ブログ)
脱乾漆の制作において、最も緊張するのが「石膏(型)外し」の工程です。原型を壊して中身を取り出し、器としての形が立ち上がるまでのプロセスをまとめました。
1. はみ出し部分の除去
2. 小口の水平出し
3. 小口の防水処理(生漆+錆)
4. 浸水(数分)
5. 石膏の割り出し
6. 水研ぎ
まずは石膏を外す準備として、型の縁からはみ出している漆や麻布の余分な部分を彫刻刀で丁寧に削り落とします。
次に、80番の耐水ペーパーを平らな台に敷き、その上で全体をこするようにして、縁の平らな面(水平)を出していきます。
これは箱の蓋で、小口の厚みは2.2mmでした。
平らな面が整ったら、小口の処理に移ります。
錆付け: 生漆が乾固した後、砥の粉を混ぜた砥の粉錆(とのこさび)をつけ、断面の凹凸を埋めて平滑に整えます。
器物全体を5分ほど水に浸し、石膏を脆くして外れやすくします。
いよいよ中身の石膏を外します。
きっかけ作り: 石膏に十文字の溝を掘り、割るための「起点」を作ります。
割り出し: 彫刻刀と金槌を使い、振動で少しずつ石膏をずらすようにして、慎重に割って取り出します。
本体を傷つけないよう、慎重に進めます。
無事に石膏が外れた瞬間は何度経験しても感動します。
蝶形の箱も制作中です。
2025年から長方形、八角形、そして8つの蝶形の箱を並行して進めてきました。 そのうち完成を迎えたのは、彫漆(ちょうしつ)を施した1点のみ。その他はデザインを練り直しながら、彫漆の塗り重ねをしています。
乾漆の基礎工程についての記録は、一旦ここまでとなります。これからは、現在進行形で進めている日々の作業風景も定期的にお届けできればと思います。
2026.01.23






