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漆
漆かぶれ
漆の主成分であるウルシオールがかぶれを引き起こします。 かぶれは未固化(液体で乾燥する前)のウルシオールと皮膚のたんぱく質とが反応するためです。 完全に乾燥した漆はかぶれる心配はありません。 (環境にもよりますが、少なくとも塗ってから100日程度は内部まで乾きません) かぶれがひどいようなら、皮膚科の医師に診てもらいましょう。 (アレルギー体質の人はかぶれ易い)
漆器の手入れ
洗い方
水、ぬるま湯にて中性洗剤で洗い、柔らかい布で乾拭きし、乾燥後片付けます。 瀬戸物と重ねると、ひび割れの原因になる事があります。 長時間水に漬けて置くことを避けてください。
普段、気軽に使いたいものは、電子レンジと食器洗浄機を避ける以外はあまり意識しなくても良いかと思われます。 美術品になると、温度湿度を一定に保ち、紫外線を極端に避けます。 その漆器をどれくらい大切に取り扱うかで、手入れの仕方も変わってくると思います。 用途に合わせて、管理されると良いと思います。
新品のもの
漆は、塗装後、約半年かけてゆっくり硬化していきます。出来上がった物をすぐに使うより、しばらく置いておいた方がキズや変色も起こりにくくなるます。 また、塗り上がりから時間があまり経っていないものは匂いを強く感じる事があります。 その場合も考慮に入れ、購入されたものは、箱に納めず、食器棚など直射日光を避けた場所にしばらく置いておかれるのが良いかと思われます。
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