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乾漆① - 石膏で原型作り

乾漆で素地を作る為に石膏で箱の原型を作りました。
今回、作ったのは四角形と多角形の箱の2種類で、蓋と身を併せて合計4個の石膏の原型を用意しました。
挽き型と回転台を使って、石膏で原型を作ります。

アクリル板とベニヤ板を使って、挽き型を作りました。底面と側面の型が必要です。

底の形は厚さ2mm、側面の挽き型は厚さ1mmのアクリル板で作りました。香川県漆芸研究所では、側面の引き型も2mmのアクリル板で作り、石膏に接する部分は薄く削って片刃の刃物のように仕上げるよう習いました。
回転台、ガラス板、アクリル板の底板、内部のスチロールの順に重ねて、石膏を流します。

回転台、ガラス板、アクリルの底板、内部のスチロールの順に重ねて固定し、石膏を流します。石膏は数回に分けて流し、少しずつ固める為、1個の原型を作るのに1時間以上かかりました。
石膏の作業は意外と時間がかかり、私にとっては重労働で、難しくて、大体いつも冬で寒くて…結構、気合が必要です!
乾漆の為の石膏の原型
1~2日かけて乾燥させます。
公募展に応募する作品は、未発表である必要があるので、作業の途中経過は思ったより投稿できないかもしれません。

2025.01.26